日々の個別カウンセリングやグループCGを通して。改めて気づくこと。
定期的にカウンセリングで語ることが予防的カウンセリングになっている方もいらっしゃり、今日も日々のあれこれを。
山登りにおいて登りよりも下山する時に事故が多い、
結婚する時より離婚の時の方がエネルギーを使う、
といわれるように
何かの物事を始める時よりも終わらせる時の方が心身への負担が多いのかもしれません。
上り坂、下り坂、まさか…
とならないためにも、引き際であったり、終わらせ方であったり、次へのバトンタッチ等は、
慎重に頃合いをみて、準備をする。
世代交代や事業継承など、何かを終わらせる時にこそ、しっかりと終わらせる。
その気配を、じわりじわりと感じていることも多いのではないでしょうか?
今、ここ、を意識しながら、ここだ!という時を逃さないように。
アメリカの精神分析家エリクソンは8つの発達段階「心理社会的発達理論(psychosocial development)」を提唱し、それぞれの時期の発達課題と発達危機を下記のように示しましたが
⑦にある「世代継承性」に該当するのかもしれません。
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①乳児期(生後~1歳頃)「基本的信頼 VS 不信」
これが達成された時に得られる力は「希望」
主な関係者は母親またはその代理となる養育者
②幼児前期(1歳~3歳頃)「自律 VS 恥・疑惑」
これが達成された時に得られる力は「意思」
主な関係者は両親
③幼児後期(3歳~6歳頃)「積極性 VS 罪悪感」
これが達成された時に得られる力は「目的」
主な関係者は家族
④児童期(6歳~13歳頃)「勤勉性 VS 劣等感」
これが達成された時に得られる力は「有能感」
主な関係者は家族・地域
⑤青年期(13歳~22歳頃)
「自我同一性達成(アイデンティティ達成)VS 自我同一性拡散(アイデンティティ拡散)」
これが達成された時に得られる力は「誠実性」
主な関係者は仲間・ロールモデル(手本)
⑥成人期(成人前期)(22歳~40歳頃)「親密性 VS 孤立」です。
これが達成された時に得られる力は「愛」
主な関係者は友人・パートナー
⑦壮年期(成人後期)(40歳~65歳頃)「生殖性(世代継承性)VS 停滞」
これが達成された時に得られる力は「世話」
主な関係者は家族・同僚
⑧老年期(65歳以上)「統合 VS 絶望」
これが達成された時に得られる力は「英知」
主な関係者は人類
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人は一生涯、成長するもの。
こう分類してみると、今の自分自身の発達の課題が明確になったりします。
他にも、介護の話、成人した孫に感じることなどなど、ここでしか話せない色々なお話を。
ぜひ、私たちカウンセリングルーム-Quality Of Life-が皆様にとりまして羽を少し休め、
新しいエネルギーをチャージし、必要であれば新たな見方ができる場所と時間になりますように、願っております。
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